ザ・チェアを育てた、森を愛する誇り高き工房
PP MOBLER(PPモブラー)
PPモブラーは、高品質のデザイン家具を作る伝統があります。PPモブラー最大の特徴は「全ては『木』への愛から始まっている」こと。
木というオーガニックそのものと働くことができるという喜び、木材への妥協ない敬意から、使用される最高級の木材はきちんと管理された北欧の森林からのみ伐採、さらにより高度な生産を目指して職人は日々技術を高める努力をしています。
北欧家具の代表的傑作といえば「PP501 ザ・チェア」が世界的に最も有名です。
それは1960年ジョン・F・ケネディのアメリカ大統領選、2009年バラク・オバマの大統領国際会議「COP15」でも使用され、世界中が注目した歴史的瞬間を一番近くで目撃していた名作チェア。その「PP501 ザ・チェア」を世に送り出したブランドこそPPモブラーです。
始まりは1953年、デンマークの家具職人の兄弟アイナー・ペダーセンとラース・ペダー・ペダーセンによる、ほんの小さな工房でした。ユニークな社名の由来は二人の頭文字、”PとP”。現在では世界中がその名前に憧れ、その門を叩く職人が後を絶たないという名門工房に成長しました。
PPモブラーの”一流”と言われる伝統を築き上げたのは、その生涯を北欧家具界に捧げ、最も多くの作品を残してきたと言われる北欧家具の巨匠“ハンス・J・ウェグナー”というデザイナーでした。
ウェグナーは、PPモブラーが持つ高い技術、そして使用する素材に対する徹底的な理解と、それに妥協を見せない姿勢に深く共感し、家具マイスターのアイナー・ペダーセンと共同作業を開始。これがハンス・J・ウェグナーとPPモブラーの歩みの第一歩となったのです。
2人のものづくりへのこだわりと情熱は、歴史に残る作品を次々に作り出す機動力となり、PPモブラーを北欧デザイナーズ家具の一大メーカーとして押し上げていきました。木を愛し続けた天才デザイナーのウェグナー、そして匠の技、クラフトマンシップが結集して初めて成立しているPPモブラーの商品はそのどれもが誇り高く、生命が宿っているかのように木目のひとつひとつが活き活きと輝いています。
PPモブラーの家具は、何十年、何百年という時間を重ねていけるよう想いを込めて作られているため、全てが軽くて丈夫、使うほどに美しい味わいを醸し出します。
生涯を通して付き合う価値のある逸品を生み出す工房、それがPPモブラーなのです。