北欧フローリングが「理想の床」と呼ばれる理由

北欧フローリングが「理想の床」と呼ばれる理由

「黒い森」とダグラスファー

ドイツ南西部のパーデン地方、南のスイスとの国境付近。1851年初演のシューマンの「交響曲第3番」で描かれたライン川の流れを西に望む位置に、古ゲルマンの祭典である「愚者のパレー ド」で知られる地域がある。
面積の大半が山地で覆われたそのエリアは、 現地語でシュヴァルツヴァルトという。訳すと「黒い森」。
未踏の森というニュアンスの名の通り、森の中は欧州悠久の浪漫を感じさせる風景が広がっていますが、 実は大半が旧世紀以降に植林された樹木だという。
中世以降、燃料や建材として伐採に閲されたため、新たに植え直したのです。
その後、2度にわたる世界大戦の戦火に巻き込まれ、大気汚染と酸性雨の被害に遭いましたが、近年の環境政党の躍進によっ て保全の必要性を訴える世論が高まったのです。園の政策の軌道修正を経て今に至っていますが、ゲルマンの誇りである約60万ヘクタールの美しい森は、実はいま再生の真っ最中でもあるのです。森にはモミやオーク、ブナなどが生育していますが、密集する木の中でひとつ特に注目したい種があります。その名は「ダグラスファー」。
日本ではより質実剛健にベイマツ(米松)と呼びます。私たち日本人にとっては、呼称通り主に北米から輸入される建材としてお剛馴染みですが、 黒い森のダグラスファーは私たちがよく知る姿とはひと昧もふた昧も違うのです。
寒冷な山地に位置する黒い森では、北米ほど大きくは成長しない。その代わり、米国産に比べて木目が非常に詰まっており、断面の色もより白色に近い。即ち、より優れた堅さと美観を併せ持つため、高級インテリアの素材としての使用にとても適しているのです。
ダグラスフアーは比較的生育が早く、80〜120年で大木に育つといいます。つまり旧世紀の植林活動によって樹木が再生される中では、最も早期に復活を果たした「黒い森の看板」とも言える存在なのです。

ドイツが育て、デンマークが仕上げる

この素晴らしい木材はドイツでも存分に活かされていますが、そのポテンシャルをさらに引き出しているのが、北欧諸国です。中でも世界最古の王国であり、卓越した家具づくりで知られるデンマークの基準を満たしたフローリング製品は、世界各国の垂涎の的となっています。
デンマークは、関税の代わりに厳格極まる品質基準を貿易障壁に国内産業を保護するというユニークな制度を実践する国。同国製家具の世界的な名声などはこれが背景となっているわけですが、フローリングもそのひとつ。問国の代表的怠ブランド「スカンジナピアンフローリング」は「黒い森」の木材を使うためにドイツの工場と連携体制を築いています。
森から運ばれた木は、一般的なフローリング材よりもはるかに厳しい乾燥工程が待っています。理想の強度を得るために通常よりさらに1/3程の水分を数ヶ月かけて絞るのです。時間もコストも嵩むだけでなく、割れるリスクも高まりますが、それでもこだわるのが「違い」として現れるのです。その後は、熟練の職人たちが手作業で美しく磨き上げ、木材は各種取り揃えていますが、中でも存在感が際立つ黒い森のダグラスファーを使用した「ダグラス」シリーズは、300ミりという圧倒的な太帽に仕上げられ、ホワイトオイルの美しい仕上げには溜息が出ますが、その一方で数十年にわたるという耐久性を備えているため、欧州各国ではブランドショップや美術館など品位が問われる施設にも多用されています。
ドイツ伝統の木材を、デンマーク伝統の技術で仕上げた、高品質な無垢材の北欧フローリング。かつては古城の補修材として名を馳せたというダグラスファーを駆使したフローリングは素晴らしい風格を誇りますが、同時に人の温かさ、人生の豊かさを感じさせてくれるのは、さすがに家づくりの達人として名高い北欧人の仕事。
1度その木目に触れれば、なぜ北欧フローリングが世界中から「理想」とされるのか、その理由が実感できることでしょう。

Scandiiがおすすめする「フローリング」は最高品質の木材のみを選んで作られます。

デンマーク生まれのシンプルながらも存在感のあるフローリングは、木の持つ自然の風合いと美しさはもちろん、経年変化も美しく日々使い込むほどに趣のある空間を演出。
もちろん、環境保護の観点からも「選ばれた樹種のみの使用」や「伐採跡地には必ず植林がおこなわれる」など、 国家レベルでの徹底管理がなされており、森林を守る配慮がされています。耐久性に富み、正しいお手入れのもとでは何世紀にもわたりご使用いただける逸品。
掃除もしやすくお手入れも簡単、床暖房※にも対応しておりますので、幅広い用途にお使いいただけるワンランク上のプレミアムなフローリングとなっています。
※表面最高温度 28°C未満(詳細は「施工に関して」をご覧ください)

五感がよろこぶ、厳選された木材につつまれる豊かな空間。

部屋に入った瞬間に包まれる、厳選された木材だからこそ出せる深く優しい木の香り。
裸足のまま踏みしめた時、ごろっと寝転がった時に体全体に伝わる柔らかなぬくもり。
丁寧な職人の作業で仕上げられた明るい色目の木製フローリングは、部屋を明るくそして広い世界に。
「いつまでも深呼吸していたい」
そんな気持ちになる、今までに味わったことのない包まれるような深い「癒し」の空間。
足元からさりげなく五感を刺激し、豊かな日常生活をもたらしてくれます。

全ての木材はアレルギーの心配の少ない木材を選出、赤ちゃんがなめてもOKな仕上がりで安心。

スカンジナビアンフローリングは日本の品質基準にも合わせて製造されており、 建材アレルギーにも安心の最高レベル「F☆☆☆☆(フォースター)」基準を満たしています。
アレルギーが心配な方や小さなお子様も安心してお過ごし頂ける優しいフローリングです。
また耐久性に優れた樹種でお好みの表面仕上げをご用意できますので、お掃除やお手入れも簡単。
こだわりの空間を、いつまでもクリーンに気兼ねなくお楽しみいただけます。

高品質の「8%」。歴史あるデンマーク屈指のメーカーによる仕上げ。

フローリングの質の高さや耐久性を図るのに最も重要なポイントは、何でしょうか?
実は、木材の「水分率」なのです。
木材に水分が多い状態で施工してまうと、フローリングに隙間やへこみなどの変形が起こりやすく、質・耐久性ともに長年使い続けることは困難になります。
また手早く水分を無くそうとして、急激な乾燥処理をすれば木材の割れや変色を引き起こします。
しっかりと長い時間をかけて乾燥して仕上げることが、上質で長持ちするフローリングの最大条件と言えるのです。
スカンディで紹介するフローリングはどれもデンマークでおよそ1年半の歳月をかけて、水分率を「8%」まで落とします。
通常のフローリング木材の水分率は「12%」。
残りの4%は「勝負の4%」と言われ、すでに販売出来る12%の木材も割れるリスクをかけて、長い時間を使って慎重かつ丁寧に乾燥されます。
勝負に生き残った「8%」の木材は、より丈夫で長持ちし木目がほどよくしまって美しい、まさにエリート中のエリートフローリングとなるのです。

簡単施工・美しい仕上がりの秘密。

スカンジナビアンフローリングは、その形状を最大限安定させるように開発されています。
木材の水分率は、最高品質の8%。長い時間をかけて丁寧に乾燥させているので、施工後も隙間やゆがみなどの変形が起こりにくく、上質で長持ちします。
また、フローリング板は3段構造で、木目がそれぞれ直角になるよう張り合わされていますので「あばれ」や「そり」が少なくサイズの精度も高く保たれます。表面層は3.6mm厚で、素材の質感を保ちながら、優れた耐久性と伸縮対応があります。
※ダクラスファーのみ無垢の1枚板です。
また、板の4辺すべてに「実はぎ加工」がされており、施工は非常に簡単で、しかも正確で美しい仕上がりになります。

スカンジナビアン・フローリングの魅力

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北欧フローリングが「理想の床」と呼ばれる理由

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