特集

SCANDII(スカンディ) のブログコンテンツの一部、特集記事です。この中ではデンマーク、北欧ブランド、プロダクトなど。これら各ジャンルからテーマをもとに構成し、より鮮明に、より色濃くした情報をお届けしています。

モーエンの自邸

デンマークだより#1 -ボーエ・モーエンセン自邸- 

テキスト協力(C)Scandinavian Living Company

「デンマークだより」を今回からお届けいたします。第1回目は北欧代表するデザイナーズ家具ブランドFREDERICIA FURNITURE から届きました情報をご紹介します。

#1 -ボーエ・モーエンセン自ら設計にも携わった自邸-

北欧家具デザインで2020年6月にコペンハーゲン北部にあるモーエンセンの自邸を撮影のために訪ねました。

彼の測り知りない才能と、彼の生涯に果たしたその自邸の役割に敬意を表して、彼の名作家具に現在のインテリアエッセンスを加えて、セッティングしました。

モーエンセンがArne KarlsenとErling Zeuthen Nilsenとともに設計した自邸。そこは緑が多く素晴らしい環境で、〝建築家の沢〟というニックネームがつけられていたほどでした。というのも、1960年代人気のある地域で、著名なデザイナーたちが住居を構えていたところだったからです。Hans J.Wegner もモーエンセン邸から100mほどのところに住んでいました。

モーエンセン自宅の外観
外観

謙虚でおおらかな家

自邸ではモーエンセンの思想が働いていることが見受けられます。家具は静けさを生み出し、わたしたちは気取らず生きるべきだ、ということを促しています。

モーエンセン自宅の外観
外観

彼はデザインに対して厳格でありながらも、家に対しては、形式張らずに、人を気楽に迎え入れるような、おおらかなスタイルを好みました。

床から天井までもある大きな窓から庭の美しい景観を望む部屋は、デザインを生み出すのにふさわしい、心の平穏を感じられる場所でした。

仕事場としてのアトリエは地下にあり、そこで彼は毎日図面を書いたりデザインをして長時間過ごし、時にジャズを聴きながら葉巻を楽しむ場所でした。

昼時になると1階へ行き、妻のアリスと昼食をとり、そしてまた階下の仕事へと戻るのでした。

モーエンセンにとってクリエイティブになる時は、何かに取り憑かれたようになりました。ですので突如アイデアが湧くといつでも取りかかれるように、常に紙と鉛筆を持ち合わせていたのでした。

BM61チェアとライブラリーテーブルのディテール
BM61チェアとライブラリーテーブルのディテール

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デンマークだより#2 に続く → 心地いい空間から誕生した家具

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