今にもこちらに向かってきそうな躍動感ある「牛の角」を思わせる背もたれが特徴的な、その名も「PP505 カウホーンチェア」。

ダイニングチェアとしてテーブルやデスクと組み合わせやすいように丁度よい長さに計算された短めの肘が特徴で、端に向かって軽やかに跳ね上がる背もたれの曲線が非常に魅力的なチェアです。

背もたれの中心部にあるジョイントは、他のチェアのジョイントにもみられるようにウェグナー・デザインの代名詞でもあり、このチェアのアクセントにもなっています。

籐張りの座面や2本の後ろ脚だけで背もたれを支えるこのチェアの構造はとても緻密な計算と高い技術が求められるため、ウェグナーが厚く信頼を寄せていたPPモブラー社の職人の手によって現在でも一脚ずつ丁寧に作られています。

北欧家具ならではの繊細で贅沢な座り心地を感じることができる逸品です。