デンマークだより#2 -心地いい空間から誕生した家具-
テキスト協力(C)Scandinavian Living Company
「デンマークだより」第2回目は、前回に引き続きFREDERICIA FURNITURE から届きました情報をご紹介します。今回の企画は、デザイナーのボーエ・モーエンセンの自邸に彼の名作家具を今回、新たにセッティングして撮影しています。
#2 -彼の「実験場」から誕生した名作家具-
モーエンセンの自邸は、彼の代表作の生まれ故郷でもあります。
多くの名作はこの自邸の各シーンに寸法などフィットして設計されました。
1962年にデザインされた著名な2213ソファは、リビングルームの顔でした。
そのソファの傍には、1959年にデザインされたスパニッシュチェアが今も変わらずセッティングされています。
モーエンセンは、自邸を好んで「実験場」と呼んでいました。それには、自分がデザインした家具をメーカーへ持ち込む前に、実験場(家)でまず試すのです。
それは家のほぼ各部屋に設置され、実験用の新しいチェアやソファが来ると、家族全員でそれを試し、子供達はソファの上で跳ねたり、チェアの周りで遊んだり、食卓では全員でダイニングチェアに掛けたり、と。
子供のいる家庭で毎日の生活に耐え得る強度や座り心地を確認して初めて、モーエンセンは家具メーカーに持ち込んだのです。
家族、友人、そして仲間たちの心地いい隠れ家
モーエンセンの自邸は、友人や同僚がランチやディナーなどに招かれ、頻繁に集う場所でした。モーエンセンがゲストをもてなす間、妻のアリスはキッチンでデンマークの伝統料理のニシンの酢漬けがトッピングされたオープンサンドイッチをみんなに振舞います。
また、家具の新作を発表するときなどはモーエンセンは毎回ビジネスパートナーをディナーに招くのでした。
家、そして家族との暮らしは、カジュアルで見栄を張らないスタイルでした。
モーエンセンはただ自分たちらしく暮らしたい、それだけだったのです。
家族、友人、そして仲間たちと過ごす心地いい時間と、共に。
END.
-Thanks for reading!-
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デンマークだより#3 → デンマーク最後の織り手
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