憧れの本格北欧家具ブランドを解説してみた
北欧家具の中でもハイエンドな家具で家をおしゃれにしたい!そんな欲求を満たしてくれる超一流な北欧家具ブランドを解説します。
ファッションでおしゃれを楽しむように自宅やオフィスといった空間もおしゃれにこだわる人にとって、人とはちがう物が欲しい感覚って結構ありますよね。でも実際、家具選びは選択肢が多くて悩みの種ですが、ブランドが持つ個性や特徴を知ってるだけでも決めやすくなります。
経済的な余裕が出て来ると「量」より「質」に重きを置くようになったり、引越しの度に捨てちゃうようなインスタントな家具に価値を感じなくなったり。今まで興味がなかったモノに価値を感じる事はとても素晴らしいことです。そこで今回は家具の買い替えを検討中で「北欧デザイナーズ家具」のようなハイエンドなカテゴリーから家具決めたいと思っているあなたにブランド3つを解説します。
北欧家具に詳しい人も詳しくない人もわかりやすい内容となっています。
目次
PP Møbler
「デンマーク王室御用達」に選ばれる理由とは?
PPモブラーは「デンマークデザインの象徴である」
デンマークデザインのアイディンティである「People’s Design(人のためのデザイン)」という考えを体現し、森や木を愛し、敬意を持ち、環境への甘えを許しません。代表的な彼らの信念として、通常木は切り倒すものですが、根っこから抜き取る事で苗木を植え、また新しい木を増やし続ける。国の政策ではなく、いち企業が行ってるところに信用を感じる人もいるはずです。
北欧家具の巨匠「ハンス・J・ウェグナー」の名作と伝統を守り続けている
PPモブラーが、最も複雑な構造のハンス・J・ウェグナーの家具を正確に生産するワークショップであることは偶然ではありません。それは彼とPPモブラーの形状と構造の観点から木材の可能性を探求し続ける理念が一致し、共に歩みを進めて来たからです。特にPPモブラー初期モデルは、彼が確立したといっても過言ではありません。ニューヨーク近代美術館を始め多くの公共機関にコレクションされ、世界中のセレブリティからも高く評価されている彼の作品は『TIMELESS』で『考えられ得る最高の範囲で完璧』と称され世界的に有名なデンマークを代表するデザイナーの一人です。
森や木への敬意と甘えを許さない姿勢
「木の質」が明白な部分として、含水率というものがあります。木に含まれる水分の割合を大体8%台まで通常乾燥させますが、更に6%台まで乾燥させて、コストや手間が掛かろうとも「木の質」を高めます。その結果、彼らは2つのことを手に入れられます。家具の耐久性と自然の継続性です。家具は長く使えるものとなり、新しい木を切る頻度も下がります。それ以上をおおくは彼らは望みません。
より詳しく知りたい方は以前の記事もご覧ください
https://scandii.com/blog/article/4676/
Fredericia
「北欧デザイナーズブランド」がおしゃれすぎる理由とは?
巨匠から若手まで様々な家具デザイナーの作品と出会える
フレデリシアは、ハンス・J・ウェグナーやボーエ・モーエンセンといった北欧家具の巨匠達から新進気鋭のデザイナーの作品まで数多く取り揃えるコレクションブランドです。空間演出にも長けてるデザインも多く、伝統と現代がニーズを美しく昇華するデザイナーズ家具は、空間に価値を与え見た者を惹き付けます。
「安価でデザイン性の高い家具で豊かな暮らし」を庶民にもたらした数々の作品
ハイエンドな家具は欲しくてもどうしてもどうしたって高価。そんな悩みを解決してくれるブランドの1つです。品質も最高級、木材も最高品質、デザイナーに指定・使用されていたオリジナルに近い最良の牛革だけを厳選するといった質の高さを維持させたまま、センスを感じるおしゃれなデザイナーズ家具が比較的安価で手に入れられます。
オーダー家具で「Kvadrat社(クヴァドラ)」からおしゃれな張地を選べる
ヨーロッパを代表する「Kvadrat社(クヴァドラ)」はおしゃれな布メーカーです。ファッションデザイナーとして超有名なRAF SIMONS(ラフシモンズ)は、実は家具デザインの経験もあり、クヴァドラの張地からラフシモンズコレクションの張地を選べます。布ひとつにしてもデザイナーがいるって以外に知られてないですよね。オーダー家具はすべて好きな張地を選べるので、あなただけのオリジナルな組み合わせが楽しめます。
J.L. Mollers
「家具好きデンマーク人」を虜にさせる理由とは?
「長年愛用される屈指の木製家具メーカー」への信頼と信用
JLモラーが、家具好きなデンマーク人を虜にし続ける理由は何か。
それは木製家具を好む国民性がとても強いです。尚且つ職人の手によって丁寧に仕上げられる事、ここがとても重要です。職人の手によって生まれる「木の温もり」を感じれないような家具を本能的に拒絶し、自分や家族といった大切な人の体に触れる家具だからこそ、全て自社工場で行う徹底された品質管理に対して、信用と信頼を得ています。
「見た目はシンプル だけどモノが違う」洗礼されたデザイン
デンマーク人は、文化的背景もあり、家具の中でも特にダイニングチェアへのこだわりがあります。その強いこだわりを満たし続けている背景には、ダイニングチェア専門の家具工房だという点も大きいです。ダイニング空間なので、見た目の派手さは捨てて、上品なアーチを活かしたデザインで合理的なシンプルな家具が多く、北欧家具の「美しい結晶」といわれる理由も納得できる唯一無二を体感できます。
紹介した3ブランドの補足と新しい線引き
新たな線引きで家具選びを楽しむ方法
それぞれ違った魅力があることを少しでもお届けできたでしょうか?サイズや価格や用途など家具選びの際に絶対必要な線引きを持ち合わせながらファッションのように家具もブランドカラーやデザイナーで決めるという新たな線引きが家具選びの新しい楽しさが生まれ、家具への愛着も増します。
たとえば、PPモブラーであれば、家具としての質や価値だけではなく「自然や森を一緒に守ることができる」といった付加価値に共鳴できたり、フレデリシアのように「北欧デザイナーズ家具」をハイエンドにも関わらず、比較的安価に購入できることに価値を感じたり、JLモラーのように「家族と過ごす最高のダイニングチェア」を求めてる人にとっては最高のブランドだったり。
知れば知るほど魅力的な家具に出会えますし、選択肢も増える事で更に悩まされますが「ブランドが持つそれぞれの個性にシンパシーを感じる」といった新たな線引きで家具選びもお楽しみ頂ければ幸いです。
最後に
デンマーク首都コペンハーゲンには、「北欧デザイン専門の百貨店」といわれるIllums Bolighus(イルムス ボーリフース)があり、家具、雑貨好きには夢のような場所として有名です。デザイナーズブランドしか展示がなく、Illums Bolighusに家具が並ぶというのは一種のステータスです。
そんなIllums Bolighusでは、今回紹介した3ブランドは全て展示されています。(何度も訪れていますが、これまで展示が無かった事は一度もないです)
今回紹介した3ブランドは北欧家具の本場デンマークのお墨付きブランドといえます。
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